aga治療をすると筋肉トレーニングに影響が出る?

男性にとって永遠の課題であるのが男性型脱毛症、いわゆるAGA、そして筋肉強化です。髪の毛はできれば薄くならず、そして筋力は保っていたい、いくつになってもその願いは変わりません。

ところが、そんな中で気になるのがAGA治療薬が筋力トレーニングに影響を及ぼすかもしれないという情報があります。はたしてその真相はいかがでしょうか、迫ってみました。

AGA治療薬のプロペシアが原因?どんな薬?

AGAには様々な治療法がありますが、その中でも多くの人が取り入れているのが投薬治療です。その理由は比較的効果が高く、外科的技術を使うよりも安価で手軽にできるからです。その中でも最も効果が期待され、各地のクリニックでも積極的に処方されているのがプロペシアという薬です。

ピンク色の錠剤が特徴的で、1990年代に開発されて以来60か国以上で承認されている、もはやAGA治療薬の代名詞ともいえる存在です。

一体どんな薬なのでしょうか。

プロペシアは元々は前立腺肥大症に対する治療薬として使われてきましたが、服用した患者の多くに体毛が濃くなったり髪が増えたりした作用が表れたことから、薄毛治療のために応用できないかと再開発された成分です。その効果はてきめんで、日本国内で行われた臨床試験においても1年間服用を続けた場合で約60%に薄毛の改善兆候が見られました。

また発毛効果は少なくても症状の進行が抑えられているといった現状維持も併せると、実に98%もの治験者に何らかの効果が見られたという実験結果も出ています。このように、AGA患者にとっては夢のような治療薬ですが、いったいなぜ筋力増強の妨げになると言われてしまったのでしょうか。

そのカギを握るのが、治療のための男性ホルモンへの働き方にあります。

関連:信頼できるaga治療の名医

プロペシアが筋力増強の悪者にされてしまった根拠とは

AGA治療薬プロペシアが筋力増強の妨げ要因にされてしまった根拠は、薄毛改善へのアプローチ方法にあるとされています。プロペシアの主成分であるフィナステリドは、元々前立腺肥大症を治療するために使われ、その働きから男性ホルモンの過剰分泌を抑制し、生殖器が大きくなりすぎないようにして症状を抑えていきます。

AGAになる原因には男性ホルモンの働きが深く関与していると考えられ、治療するためには避けて通れません。一方、筋肉を作り維持するためには男性ホルモンの働きが欠かせません。プロペシアを服用すると男性ホルモンの働きが鈍る、それがAGA治療薬イコール筋肉トレーニングに影響が出る、という図式が作られてしまいました。

一見すると理論上は間違っていません。しかし果たしてその根拠は本当に正しいものなのでしょうか。

男性ホルモンがAGAに与える影響

薄毛の原因の1つとして挙げられているのが、男性ホルモンに含まれるDHTという物質です。通常、DHTがあるだけですぐに髪が薄くなるということはありませんが、この物質がホルモン受容体であるアンドロゲンレセプターによって感知されると、5αリダクターゼという体内に元々存在する酵素と結びつきます。

DHTがこの酵素と結合すると、毛乳頭内の細胞にダメージを与え、髪の生え変わりを阻害するとみなされます。これがAGA発症のメカニズムとして有力視されています。AGAに対処するためには男性ホルモンの働きを抑え、DHTが5αリダスターゼと結合することを予防しなければなりません。

毛母細胞が髪を造り出せなくなるとそれが自然に回復するのは極めて難しく、時間もかかります。そのために有効なのがフィナステリドを含むプロペシアを服用することです。

プロペシアがただちに筋力増強に影響を与えるとは限らない

AGAと男性ホルモンの関係を見てくると、治療薬が筋力低下につながると思われがちですが、実際にはほとんど関連性はないとされています。筋力アップのためにはホルモンの分泌量も確かに無関係ではありませんが、筋肉が強化されるのに必要なのが必ずしも男性ホルモンだけに限りません。

効果的な増強法とは正しい方法での筋トレを行い、食事にも気を配ることです。では効率的な筋トレ方法とはいったいどのようなことをすればいいのでしょうか。筋肉増強のメカニズムには3つの段階があります。まず第1段階としてはトレーニングで刺激を与えます。

負荷がかかると筋肉は損傷し、いわゆる筋肉痛などの痛みとして出てくることもありますが、それが再生される際にさらに太い組織になります。そしてここからが第2段階で、筋肉の元になる材料を補給していきます。そのために必要なのがアミノ酸を豊富に含むたんぱく質です。

食品でいえば赤みの肉や青魚、大豆加工食品などに多く含まれ、足りない分はプロテインサプリで補います。しかしこれだけではまだ十分ではなく、第3段階である筋肉の休息も必要です。

鍛えて補給するだけではむしろ組織を傷めてしまい、トレーニングが続きません。必ず十分に回復させてからまた鍛え直す、この繰り返しによって筋力は強くなっていきます。そのように考えると、男性ホルモンの量が多少減ったとしても、直接的な影響は極めて少ないと考えることができますね。

関連:総額でどの程度かかるか確認したいaga治療

AGAを本気で治したいならむしろプロペシアは積極的に服用すべし

プロペシアがただちに筋力低下につながるとは限らないと分かりましたので、AGAで悩んでいるのであればむしろ前向きに検討したほうが好ましいとも言えます。なぜなら筋トレはやり方のコツを掴めば努力である程度の維持を見込めます。

しかしAGAは一度なってしまうと自然治癒の事例がほとんどないからです。何も対策を施さないでいるとむしろ薄毛は進行していく一方なので、それを食い止めるためにも投薬治療は最も効果が期待される方法だと言えますね。

ただしプロペシアにも副作用があるので、初めて飲む場合は素人判断で個人輸入するよりも、専門医の元で診察し処方されるほうが安全です。プロペシアに見られる副作用には性欲減退、男性生殖機能の一時的な低下、毛周期回復過程での一時的な脱毛などが見られます。

服用を続けていく中でもしこのような症状が現れたら使用を控え、必ず医師の診断を受けましょう。また薬がどうしても合わない場合には、塗り薬などに変更する方法もあります。髪の悩みも筋力増強の道筋にも、それぞれ適した方法というものがあります。

筋トレを正しいメソッドで行い、治療に時間のかかるAGAは薬などでゆっくり治していきます。どちらも適切なやり方で改善し、いくつになっても若々しく精力的な男性の姿を目指していきましょう。

Posted on